春…君に出会った。
あれは中学一年生のとき。

私の名前は杉山 茉奈。
今日から中学生。

私は1年2組になった。
親友の高橋 瑠璃。
鈴木 蝶。
とも一緒だったので、不安はなかった。
担任が入ってきて、皆が席に着いた。
「え―…では先生の自己紹介から」
とゆう名目での先生の自慢話がはじまった。
先生は彼女がいるとかスカウトされたとか…。
まぁ見た目はかっこいいかも。
スタイルもそこそこいい。

「では次は皆に自己紹介してもらおうかな」

と生徒の自己紹介がはじまった。
「I小出身の相田夏奈子です。」
夏奈子ちゃんかぁ…。
かわいいな。てゆうかモテそう。
「F小出身の安宅詩です。」
…ノーコメ。
「え―っと同じくF小出身の石居蒼です。」
…ドキッ。
石居君を見た瞬間胸がずっとドキドキしてる。他の人の話なんか耳に入らない。
背もたかいし、顔すっごいかっこいい。
モデルみたい…。

ウットリしてるときに、自己紹介のばんが自分にきてしまった。
「あっ!えっとM小出身の杉山茉奈です…よろし…」
やばくしゃみでそ…
「く…はくっしょん…。」
クラスに巻き起こる爆笑の渦。
恥ずかしぃ…。
前の子が、後ろを向いて、
「茉奈ちゃん面白い!友達になろ!うちの名前は、佐藤加奈!よろしく」
「あ…えっと加奈ちゃん!よろしく!」
「呼び捨てでいいょぅ!」
加奈ちゃ…加奈はモテそうなタイプで可愛い。
このクラスで多分一番かわいいのではないのだろうか。

斜め後ろの人に肩をちょん②と叩かれ後ろを振り替えると男子!!!!!!
小学校のころ全然男子と話をしてなかったのでびっくりしてしまった。
「あんさぁ…なに型?」
はぁ?
いみふめい…
無視しようと前のほうをむくと、
「遠足の班はこれで…」
はっ?
黒板をみるといつの間にか私は寝ていたらしく、上の方に杉山って書いてあって…
班員は、
うち
加奈
田口【男】
石居…君も同じ班?
「じゃあ班になって~」
「茉奈!一緒」
「…うん」
石居…君も同じ班だ…