「ねぇ」 「はい?」 「その、彼氏いる?」 「…え。」 大胆になっても質問の答えを聞くのはやはり勇気がなくて視線を落とす。 彼女に彼氏がいるかもしれないってのはいつも思っていた。 夕暮れの教室で電話を掛けていた相手が男じゃないなんて言い切れない。 だってあんなに…綺麗で可愛い、嬉しそうな顔をしていたんだし。 考えているとネガティブになってしまってプレイボーイモードは消沈してしまった。 「ん、やっぱいいや。ごめんね」 髪から手を離して苦笑する。