彼女に一人で逢うには臆病すぎる俺は芳成に一緒に来てくれと頼んだ。 呆れた視線をむけてきた芳成だったが昼飯を奢ることで了承して貰った。 …昼飯代は安くなかった。 ため息を吐き出して目の前に視線を向ける。 約束の時間よりも早くT駅についたため彼女はまだきていない。 行き行く人の中に彼女を見つけようと必死になっていると、頭を叩かれた。 「落ち着け馬鹿」 仕方ないなと親面した芳成は限りなくムカつくけど、今の俺は懐が広い。 見逃してやろうぞ、芳成よ。