そんなこんなでプチ宴会をしてたら…

「イカん…ビール切れた」

あたしの命綱とも言うべきスーパードライが無くなってしまった。

「オヤジさんも飲むんやろ?ちょろっと拝借しとけば?」

さすがに良治といえど完璧にオヤジの事把握していなかった。

「ダメだ…ヤツは爺ちゃんを裏切った男だ」

つまり…

「同じビール飲みだからってヤツに仲間意識なんて無い…何故なら…ヤツはサッポロ派だ」

ビール飲みの拘りは奥深い。