部屋の中で千春は開口一番

「ちょっとお姉ちゃんっ…何聞きたいか知らんばってんが遅刻するやんね」

としらばっくれる

「ちょっとぐらい遅れても大丈夫!アンタの担任はウチの家庭事情を理解しとる」

「そうね…お姉ちゃんが大学生にもなるのに料理の一つもしきらんけんあたしが家事やらなイカんの知っとぉもんね」

出来のいい妹よ…そこで姉を落とすか…

「逆にあたしが何もせんけんアンタの取り柄が出来たやん」

切り込むたびに顔を背ける妹…ふふんふん主導権もらった。