なんのかんの言ってあたしと良治が組めば最強である。

ロボットは頭を残し完璧に仕上がった。

細部を良治に任せっきりにしたんで少々不安は残るが…

「いよいよ頭か…」

最終段階に差し掛かりあたしも少々緊張の面持ちでスーパードライを流し込む。

「俺達が新しい歴史を作るんだぜ…興奮するわな」

ワインなんて女の腐ったヤツが飲むシロモノって何度言っても良治はお構い無しに通ぶる。

「う〜んトレビアン」

まぁこんなバカは放っとくか…

問題は、どんな顔にするか?

胸で勝ち目無い千春より可愛くする訳にはいかず…かといって不細工を造るなどプライドが許さない。

悩ましき選択だ。