多分内部には最先端の技術や希少なレアメタルがふんだんにぶち込まれてる筈なんだが、そんな事お構い無しに話は進む。

「良治っ!なんね、この空き缶の山は?」

良治の部屋の壁はスーパードライのピラミッドが出来上がってる。

無論あたしが飲んだモノであるが…

「あたしは空き缶に用は無い!中身のビールさえあればいいっタイ!」

元凶のくせに言う事ムチャクチャである。

「機械動力組み込めば重くなる。少しでも軽くしようと思ってお前が飲んだビールの空き缶貯めてた」

なるほどアルミの再利用か…

抜け目ない男だ。

しかし…この一週間で空き缶は200本貯まってる。

全部500ml

そして良治はビールを飲まない…って事は