「ところで…千夏は例のブツがお前ん家にあるの何で知っとったとや?」

良治の質問に

グイッとビールを飲み干し

「オヤジは独り身になって長いからな…間違ったふりしてあたしや千春が風呂入ってるとこに乱入してきた事もあったから…まぁ所有する下地があったって事だけどね」

良治が信頼できる筋ってのも確証があった訳だ。

「千春は、あっち系の知識が無いんで存在自体知ってても意味が解らんやったけどあたしの目は欺けんよ…女子大生をナメんなよってとこかな」

ってな訳であたし達が望んだ例のブツは今、目の前にある。