やば・・・あたし、その仔しかみてなかった。
はぁ・・・よっぽどの重症だ、これは。
『知らない・・・髪長いほう・・・。』
芸能人に興味出るなんて・・・しかもそれが初恋・・・。
ありえない。
「篠崎クンかぁ♪⌒篠崎涼でしょ??名前すらかっこいい・・・☆」
・・・あきな!!??
まてまて・・・
あきなもスキなんですかっ!?
さっそくライバル登場ですかっ!!??
やっぱり・・・芸能人になんて恋するもんじゃないよなぁ・・・。
『ありがと、あきな。あたし、トイレ・・・。』
そういってあたしゎ1人トイレに向かった。
・・・そりゃ、分かってたよ??
芸能人だもん、ライバルはいっぱいいるって。
分かってた。
だからこそ、
芸能人なんて好きになれるはずない
って言い聞かせてたのに・・・。
『何・・・っで・・・。』
トイレに入ったとたん、視界がぼやけて涙が零れ落ちた。
止めようと必死になってみたものの、
後から後からあふれ出るそれは、
いつまでも溢れつづけた。

その日あたしゎはじめて、気持ちは正直なんだって気が付いた。
そう、それゎ、あたしが始めて恋した瞬間だった・・・。
                   vr.03に続く・・・
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