ーーー
「はーい、お邪魔しま~す♪」

という陽気な声と共に、教室に乱入してきたのはあのニット帽だった。


「今更何だよ?」

いいとこ邪魔しやがって…

「何その反応?俺のお蔭で華ちゃんのピンチ救えたのに?」

うっ…。俺は言葉に詰まった。