俺は魔物の前に手を見せる。 「俺はそう思い込ませようと仕向けたんだよ。」 手に張り付いているスライムは、瞬時に凍っていった。 「な、何だと?」 「お前は外見からして、頭が切れそうだからな。策を考えるのは、当然だろ?」 氷は、魔物を足からどんどん蝕んでいく。