あの娘ーーその言葉に俺達は相手を睨み付けた。 間違いなく、目の前にいるのが華を攫った魔族のアリサ。 そして、渚に呪いをかけた張本人。 「分かってるなら、さっさと返してくれない?」 「渡さないわ。不愉快だけど私もあの娘が必要だもの。奪いたいなら、力づくで奪いなさい!」 藍那の言葉にアリサは闇の能力を発動させた。 「言われなくてもそのつもりだ!」 俺はアリサに向かって走っていった。