「アリサ様っ!」

あと少しで力を込めそうだったとき、一匹の低級魔物が焦りながらやって来た。

「…何よ。」

あともう少しだったのに…
アリサは舌打ちをする。

「侵入者です!おそらく、学園の生徒かと。」

コイツを連れ戻しに来たか。だけど悔しいけどコレは京介様の獲物。
簡単には渡さない。

「分かったわ。貴方達は早速足止めに向かって!」