華を救うためには魔界に行くしかない俺達。
魔界に行ける唯一の方法ーー“神隠し”の話を必死に模索中だった。


ある満月の日、一人の少女は学園から姿を消した。
学園中は神隠しだと騒ぎ少女を捜索したが見つかることはなく、年月は過ぎていった。

それから数年後、学園の廊下で行方不明だった少女が突然姿を現した。
少女は気を失う直前、呟いた。
「ある人が私の願いを叶え、私は天界に行けたんだ。扉を開く鍵は、あの絵にあったんだ」