「丁度良かった、私も向かうつもりだったのよ。」 美優は見たところ無傷のようで、俺は安堵の息を漏らした。 「さっきから爆発音が止まないわ。きっとあそこで誰かが闘ってる…。」 確かにずっと煙があがってる。闘ってるのは、渚か…? 「行くわよ、海。」 「あぁ。」 俺が頷いたのを見て、美優は風を集め始めた。 『風よーーー。』 シュン、と音を立てて風は俺達を運んでいった。