そして、上を見据える。 目が合うとアイツはフッと笑った。 「良い絆だな。」 その時のアイツは、何か悲しそうな顔だった。 アイツはそう言うと、宙に黒い円を描いた。 それはまるで、何処かに繋がる扉のようだ。 「逃げる気かよ?」 俺の挑発にアイツははぁ、と溜め息を吐いた。