だけど、私の足は動かない。 私は、さっきから感じている予感に戸惑っていた。 「華…?」 葵の言葉に、私はハッとする。 「…行かなきゃ。」 「えっ?」 柚璃の手が緩んだ隙に、私は勢いよく柚璃から離れ 「海が、危ないっ!!」 そう叫んで中庭の中へ走り出した。 「華っ!」って呼ばれたのも気付かない振りをして。