美優が降りたったのは、教室から一番近い花壇の側だった。

目の前には、数匹の魔物。


「夾ってば、一番楽な場所を私に任せたのね。」

美優は溜め息を尽きながら言った。その様子に、魔物は戦闘体制に入る。

「ほんと、どいつもこいつも私を嘗めてるみたいね。」

美優の言葉に、魔物は攻撃を仕掛けてきた。