「葵、敵の位置は?」 葵は目を瞑り、神経を集中させる。 「…中心から四方に別れているわ。おそらく、コッチに向かってるのはその一部のようね。」 「じゃあ俺達も別れるぞ。美優は此処、渚は西側、俺は南、海は北だ。」 俺達は頷いた。 沢山の、決意を込めて。 「…海。」 華の弱々しい声に、俺は振り向く。 華は、微かに震えていた。