ただ口に出さないだけで、本当は、ずっと不安に思っていたのかもしれない。 いきなり能力者だって言われただけで、能力には目覚めていない華。 そう思うのは、当然かもしれなかった。 「焦らなくても、大丈夫じゃよ。」 三井は優しい微笑みを浮かべた。 「君の中に能力が在ることは確かじゃ。それは保証しよう。 能力が目覚めないのは、今はその時ではないからじゃ。」