ん?
待って。
今“彼氏もいないんだろ?”って言った?
ってことは彼氏がいればこの攻撃もなくなるってこと!?
「美紀、彼氏いますよ?」
「キミ、面白いね~。どこにいるの?誰?そんな話聞いたことないけど?」
ちぇっ。やっぱ無理か…。
その時、教室の廊下側の窓から廊下を走ってくる体操着姿の中村先輩が見えた。
急がないともうすぐチャイム鳴っちゃうのになぁ。
「そうだ。携帯の番号教えてよ。」
「彼氏に怒られるんで。」
「だからどこの誰?」
美紀は席から立ち上がると勢いよく窓を開け、身を乗り出す。
「中村先輩!美紀とつき合って!!」
走り去る彼の後ろ姿に叫んだ。


