「えっとー…あと何あったかな
そうちゃんが逃げちゃう前に…」



「ん」



「え…?」



俺は詩織にグローブを渡した


「キャッチボールしてやるから
黙っとけよ」



「……うん!」



そんな嬉しそうな顔するな…