「あぁそうだっけ?」 「大丈夫なんですか?それ… けっこう大きい傷だったんじゃ…」 「大丈夫じゃなかったら今野球なんかしてねぇよ」 「あの、その傷どうしたんですか? …って聞いてもいいっすか?」 「なんじゃそりゃ、別いいよ」 俺の体に刻み込まれた傷の跡 それは俺が生きている証を印す