「そうちゃん…
なんで話してくれないの…?」


何も答えない俺に対し

詩織はいつもより悲しげな声をしていた



「…」



「あれ、先輩入らないんすか?」



「あ…」



振り向くと野球部の後輩の昌樹がいた