「そうちゃ~ん」 部室の前にいる詩織は こっちに手を振っている どこにでも現れるな… 「やっぱり野球やってたんだね! 野球部の部室に来ればそうちゃんに会えると思ったから」 「………」 俺は詩織の顔見ないように、下を向きながら目の前を通り過ぎる