「詩織がおもいっきり投げてくれるボールを、俺も死ぬ気で捕らないとダメじゃん」 何か今、自分の胸がチクリと痛んだ気がした 「そうちゃん…あの…」 「詩織!!」 「へ?」 「真っ直ぐ前を見ろ そしたらちゃんと届く」