「ご、ごめんっ…遅くなっちゃった…」


「もー初デートなのにー」


「デートじゃないってば!洋平くん!」


「はいはい。分かってますー…早夜の誕生日プレゼントを買うんですよねー…」


「そうでしょ?じゃあ、行こっか」


「ちょっ、ちょっと待てよ、詩織」


「置いていっちゃうよー」



いつかこの想いきっと君に届くはず


ボールに想いをのせたら
きっと君は気付いてくれるから


俺は

私は




『この空の下で、また君を想う』





【完】