「本当そんなつもりはないよ
そうちゃんには感謝でいっぱい
ただそれだけなの

だからこの気持ちは大切にしたいと思う」



「詩織…」



「まぁそういうことだから、ね」



「そっか、分かった。もう何も言わない」


「ありがと」




不意に吹いた風はどこか淋しげに感じたのは気のせい…?