「もう野球は出来ないでしょう」


病院で医者にそう言われた


俺が小5の時だった


運ばれてる間は、右腕と右足が熱くなり
もうすでに痛みを通り越していた


しかし、詩織がずっと公園に引きこもっていると聞いた俺は、病院を抜け出し、いつの間にか詩織の元に走っていた


ケガなんて忘れて
いつの間にか一人で公園まで走っていた