私は次の日公園の草むらに ずっといることにした 小学生ながらに責任の重さを十分に感じていた 公園に一生暮らすんだって 勝手に一人で決めた… すると包帯に巻かれたそうちゃんが 私を迎えに来てくれた 「詩織は悪くないよ 男は女の子を守らないと いけないって決まってるからな」 「だからこんなケガへっちゃらだ!」 私はこの時そうちゃんは巻かれている 包帯を平気そうに私に見せた 「本当だから帰ろう、詩織」 そう言って繋いでくれた そうちゃんの手はとても温かった