すると誰かの声が聞こえた 「颯太!!!颯太!!!大丈夫か!?」 その声はそうちゃんのお父さんだった 私達のあとをついてきていたらしい 「詩織ちゃん!!お父さん呼ぶからそこで待っててるんだぞ!」 そうちゃんのお父さんは私の姿を確認し そうちゃんをおぶって山を降りていった その瞬間、分かった。 今起こったこと… おぶられたそうちゃんの体中に たくさんの血がついていたから…