まだ小学生だったあたし、宏依奈。

学校では生徒会、副学級長をしてて、何かと目立つ存在だった。

スポーツマンで、走らせたら六年生をぬいて学校で1番。

周りから見たら、


《宏依奈はなんでも出来る子》


だったらしい。

そんなあたしがこのころ毎日学校から帰るとやっていたこと。

それはネット。
自分のブログを更新したり掲示板に書き込んだり。

ネットで知り合った同い年くらいの子と手紙を交換したりして、友達百人がもくひょうだった。


いつものように、学校から帰ってきてパソコンをひらく。

「誰か書き込みしてくれてないかなあ〜」

昨日更新した日記をみてみると、誰かからの書き込みが五つ。

「誰かなあ…」

開いてみると、いつも書き込みしてくれる子から三つ、宣伝が一つ。

そしてもお一つ……






これがあたしたちの始まりだった・・・・