パンパス達が王宮に到着する頃、既に王宮には何名もの戦士達が到着していた。


そして、その戦士達は王宮の大広間へと集められており、パンパス達もその場へと案内されるのだった。













…―色々な人がいるね。あの人達も皆戦うのかな?―…


風のピューマは、大広間を見渡すとパンパスにそう尋ねた。


「きっとそうだろうね。
各部族から代表が集められている訳だし…。」


―…それもそうか。…でも色々な部族が居るって言っても、パンパスの恰好が一番浮いてるね…―


ピューマはパンパスの民族衣装を見るとそう言ってのけるのだった。













そして、そんなとりとめもない会話をするパンパス達の元にファンタジア大臣の声が鳴り響くのだった。


「皆さん!よくぞ集まって下さいました!
今から私めに王国ファンタジアの現状とドラゴン討伐に当たっての留意点を話させて頂きたいと思います!」