「黒川さん、帰っちゃいましたね」 あたしの声に副会長が大きくため息をつきながら自分の席に戻って行く。 「俺には全く理解できない話だな」 「確かに。副会長にとっては一生縁のない話ですもんね」 ここぞとばかりに言ってみる嫌みも.. 一睨みだけで片付けてしまう。 「まぁお前にも一生関係のない話だと思うがな」 「ちょっとそれ、とっても失礼なんですけど!!大体あたしだってねぇ!」 そこまで言って言葉が詰まる。 あたしだって、あたしだって.. 「まぁ今回の件は三島に任せれば一気に解決するだろう」