「お待ちしておりましたよ、黒川さん」 な、なに? なんなんですか、その笑顔は!! 黒川さんと名乗る女の人を応接スペースに通し、椅子に座らせると 簡単に自己紹介を済ませ、副会長は早速本題に切りだした。 「それで、あなたの悩みというのは?」 「はい、実は私好きな人がいるんですけど」 俯くように話し始めた依頼者は 2年生の黒川唯香さん。 まっすぐストレートの髪に くりっとした瞳の日本人形みたいな人だ。 「それで?」 「はい。その方の好きな人を調べて欲しいんです!!」