陽はゆっくりと傾き、やがて夜を迎える。
昼間とは違った太陽の反対側には既に一番星が光輝いている。
“これからは自分たちの時間だ”
いつまで経っても隠れない太陽に、そう主張するように。
一歩一歩前に進む度に思い出してしまう。
先程までの自分の役職を。
あの人がいつ戻ってきても生徒達が過ごしやすく学校生活が
送っている姿を見られるように。
安心して後の業務がこなせるように。
自分なりに頑張って来たつもりだった。
俺が
俺がみんなをまとめて此処まで来たんだ。
そこまで考えて首を振る。
俺は何を考えているんだ。
あの人を悪者扱いして・・
そこまで辞めたくなかったのか?
あの人のせいにしてまで
俺は残っていたかったのか?


