私だって最初は失恋を何とかして欲しくて
生徒会室のドアを叩いた。
仏頂面で、何を考えているのか分からなくて。
ただ冷たい人だと思った。
学校のことなんてちっとも考えてない、
内申だけを気にしている人かと思った。
でもそれは大きな勘違いで。
副会長は
いつもわたし達を助けて、学校を盛り上げてきた。
「副会長はこの学校に、私達にとって」
「止めろ。俺はあの人が帰って来るまでの代わりだ。
あの人はもう会長としての職務を果たしている。
俺の役目はもう終わったんだ」
「でもそれじゃあ!!」
「もう十分だろ。俺がいなくても
学校は何も変わりやしないさ」
それだけ言うと副会長は帰ってしまった。
そんな事無いのに
副会長のおかげで
みんなも
私も
学校が好きになったのに・・
「いや、だよ、副会長」
イジワルでもいい。
冷たくされたっていい。
一緒に
もっと一緒に過ごしたいよ・・副会長。


