生徒会室へようこそ


明らかにさっきの態度とは正反対の
千夏さんが副会長に駆け寄ってそう言った。

に対してどんどん顔色が悪くなっていく
飯塚先輩。


「それじゃあまたね」
「はい」


笑顔で手を振った千夏さんと
何も言わずただ千夏さんの後ろを歩く飯塚先輩は
あっという間に何処かに消えてしまった。

ザワザワ賑やかなこの街中を捜して後を付けるのは
不可能と判断した私と副会長は
仕方なく解散することにした。


「二人、うまくいきそうですね」

「あぁ」

大きなスクランブル交差点の裏を一本抜けると
さっきの景色とは違った静かな通りで。

少し速く歩く副会長の後を必死で追いかける。

「それにしてもメールの時点でバレてたなんて。
本当、私達の苦労を返して欲しいですよね」

「あぁ」

もしかして・・

「副会長は知ってました?」

「何がだ?」

「飯塚先輩のメールの件」

「それは秘密だ」

何それ、秘密だなんて
教えてくれたっていいじゃない。

「副会長!」