ちょっと離れた距離にいるけれど
あの声は間違いない、飯塚先輩の声。
一度副会長と顔を合わせてから再び席に戻る。
「ほんまごめん!」
頭をテーブルに付けて謝っている飯塚先輩がいた。
「ごめん、ほんまは俺、大阪出身やねん、
嘘付いてほんまごめん!」
周りの人達も何だ何だと視線を向けてくる。
これ以上ここにいたら・・
「とにかく外に出よう」
副会長の意見に賛同した私達はすぐさま店を出た。
「あの、大丈夫ですか?」
飯塚先輩と副会長には先に行ってもらい、
私と千夏さん二人が並んで歩く。
「あ、うん、意外と大丈夫。ありがとう」
そう言って笑顔で言ってくれる千夏さんは
本当にいい人なんだろうなって思う。
「あの!千夏さんを騙そうとしたわけじゃないと
思うんです!ただ千夏さんを見て嘘を付くのが辛くなったんだと
・・そう思います」
「私のせいだよね、私があんな事をメールに書いてしまったから」
「千夏さん」
「ぷっ」
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