憎ったらしい副会長が私の方を見て
ニヤリと笑ってから

「まぁ、後ろから数えた方が早い人間にこんな事をいうのは
残酷だが」

ちょっと待ってよ!

「な、何でそんな事まで!!」

「俺は副会長だ。知っていて当たり前だろう?」

「いやいやあり得ないから!!」

「まーまー」

間に入って来た福山委員長が私の肩をポンポンと
叩いた。

そして

「いいじゃん、俺と一緒に勉強しよ~よ」

「え?」

「オレもこう見えて頭いいんだぜ?
だから勉強教えてあげるって。そんで成績ちょっとでも
上がったらオレと付き合う・・とか?」


またまたこの人は・・

「付き合いません!!」

「え~何で~?いいじゃんいいじゃん!」

「そうやっていろんな女の子達に言いまわってるんでしょ?」

「じゃあマジだったらいいの?」