1粒の涙



結局、美月と一緒に帰宅。


「ただいま~」


リビングに入ると珍しく母さんが居た。

まぁ母さんが話あるみたいなんだけど。


「冬稀遅かったわね」

「あーちょっと」

母さんに返事をしながらマフラーを首から外す。


「何してたんだよ」

横から夏兄の辛い突っ込み。