気丈な少年はそれ以上は駄々を捏ねなかった。
酷く冷静に言う。
「わかりました。僕だってサレンス様の足手まといにはなりたくありません」
「そうか」
「だけど、絶対、無事に帰ってきてくださいね」
「あたり前だ」
「それで、また変な女の人についていかないで下さいね」
「あのな」
レジィのいつもの釘をさす言葉にサレンスは大げさに己の額を押さえてみせる。
「それなら任しておき。ちゃあんと見張っとく」
サレンスの隣にいたクラウンがレジィに約束をする。
「ほんとうですか?」
「ほんまや。なあ、アウルはん?」
「えっ! 俺? いっ」
いきなりクラウンに話を振られて慌てるアウルの足をサハナが踏み、年上の幼馴染をぴたりと睨み上げる。
焦りながらも森の民の青年は己の胸を叩き、太鼓判を押す。
「お、おう、任せておけ」
「だいじょうぶだよ、レジィちゃん」
サハナが膝を落としてレジィの目線に合わせる。
氷炎の民の少年の青い瞳と森の民の少女の黒の瞳とが出会う。
こくんとレジィがひとつ頷いた。
「じゃあ、サレンス様をよろしくお願いします」
ようやく笑顔を作って頭を下げるレジィ。
「すまないがこの子を頼む」
サレンスがグレードに向かって言った。
酷く冷静に言う。
「わかりました。僕だってサレンス様の足手まといにはなりたくありません」
「そうか」
「だけど、絶対、無事に帰ってきてくださいね」
「あたり前だ」
「それで、また変な女の人についていかないで下さいね」
「あのな」
レジィのいつもの釘をさす言葉にサレンスは大げさに己の額を押さえてみせる。
「それなら任しておき。ちゃあんと見張っとく」
サレンスの隣にいたクラウンがレジィに約束をする。
「ほんとうですか?」
「ほんまや。なあ、アウルはん?」
「えっ! 俺? いっ」
いきなりクラウンに話を振られて慌てるアウルの足をサハナが踏み、年上の幼馴染をぴたりと睨み上げる。
焦りながらも森の民の青年は己の胸を叩き、太鼓判を押す。
「お、おう、任せておけ」
「だいじょうぶだよ、レジィちゃん」
サハナが膝を落としてレジィの目線に合わせる。
氷炎の民の少年の青い瞳と森の民の少女の黒の瞳とが出会う。
こくんとレジィがひとつ頷いた。
「じゃあ、サレンス様をよろしくお願いします」
ようやく笑顔を作って頭を下げるレジィ。
「すまないがこの子を頼む」
サレンスがグレードに向かって言った。

