今、私が回りを見渡せるのはカプセルが放つ光のお陰だ。 初めて見る異空間に驚きを隠せなかった。 そして、どこに行くのかもわからない。 これから私はどうなるのだろう。 さまざまな思いが錯綜するなか、私の意識は薄れていく。5日間もゆっくり休んでいなかったのだ。仕方がない。 少し休もう。 私はふわふわのクッションに横たわりそのまま眠りについた。