イノセントホワイト




「綾香・・・」


男は安心したような、優しい目で女を見た。女も小さく微笑んでいる。


カップルか。


あたしはその光景が、あまりにうざすぎて絆創膏を貼ろうとあたしの手の平をとった小さな手を振り払った。


「あっ・・・・」


まじで驚いた女は、あたしを見た。あたしはサングラス越しに女を睨んだ。



「いいって言ってんじゃん」


重く低い声でそう言って、逃げるように歩きはじめた。