「…てください、起きてください、朝ですよ、ユキさん」 「……敬語、」 「っも、もう起きてるみたいだし、私朝食の準備を「綾芽」 俺の体を揺すっていた綾芽の腕をぐいっと掴んで、唇を重ねた。 キスの合間に零れる綾芽の声がイヤラシイ。 舌を入れることはせずに、綾芽の上唇を舐め、下唇を舐め、しゃぶる。 寝ていた体勢から綾芽を引っ張ったので、俺の上に覆い被さった状態で俺のキスを受け入れている綾芽に、まるで綾芽に襲われてるみたいだ、と思った。 自分で引っ張って、キスしたけど。