姫の彼氏は意地悪王子

ぶつぶつ文句を言ってる瑠華を
無視して自分のクラスに行った。

瑠華なんかあったのかなぁ。
さっきの顔めっちゃ怖かったし。

今度聞いてみるかな…。


「「あ」」

瑠華とハモった。

なぜならあたしたちのクラスに
さっきの怖いヤツと
チャラいヤツがいたからだ。

「おッ♪
 さっきの子じゃん♪
 同じクラスだったんだw
 よろしく~♪」

「よろしく…」

「よろしく。」

怖い怖いッ!!
瑠華の顔が笑顔だけど
黒いッ!!!

するとチャラ男と仏頂面男が
ボソボソ喋りだした。

「ねぇ。
 なんかボソボソ
 喋り始めたんだけど」

なんなんだろ
仏頂面男さっきより
顔がさっきより
怖いんだけど…。

「あの~」

「あぁ~ごめんごめんッ!!
 俺の名前は
 野咲 剣斗(ノザキケント)
 こいつは
 霧野 舜斗(キリノシュント)
 ほら、お前も!!」

「あぁ。よろしく」

うゎめっちゃクール。
すごいなぁ。怖い。