「いやです」 あたしは即答した。あたし、16だよ? っていうか、初対面で家連れてきて、キスしようとするって どんな脳構造があればできんのよ! ありえないって!! 斉藤さんはあたしに近づく。こないで~!! 「襲われてもいいなら・・・いいけど?」 そういいながら、斉藤さんは、あたしのシャツのボタンに手をかける。 なにそれ!? 意味わかんない! 「キス、します・・・」 あたしはうつむいた。 だって、選択肢、ないじゃん!