「コーヒーでよかった?」 対面式のキッチンからカップを2つ持ってきた悠馬さんは、あたしにカップを差し出した。 ふわっといい香りのするカップを受け取る。 「芽依ちゃんってさ、どこで龍と会ったの?」 「え?」 予想外の質問に、間抜けな答えがあたしの口からこぼれる。 「ホストってさ、人と会うの、店だけなんだよね。でも芽依ちゃんが店にくるっていうのはありえないでしょ? いくら2つしか歳が違わないからっていっても会うのはすごく難しいからさ。」