「砂月ちゃん、琉奈ちゃん、よく見といてね!」 そういったのは、優梨。 優梨にまかせれば、大丈夫だ! 「芽依、次はこれだって」 デニムジャケット、ボーダーストール、スキニーデニムというなんともキレイめな感じ。 でもあたし、こういうの、好きです! 「アイロン使うね? 厚かったらいってね」 ヘアメイクさんがそういって、あたしの髪にアイロンを巻きつける。 ジューッ しばらくの間、湯気がだっていたアイロンは、とたんにあたしの髪から離れていく、