リュウは髪を軽くかきあげる。

「先輩ですよ。接客終わって控え室に戻ったら先輩が「悠馬がお前のケータイいじってたぞ」って教えてくれました休みだったのにわざわざこのために店に来てたんですね。
だから急いで来たってわけです。
俺も聞きます。なぜメイを?」

「単純だよ、芽依ちゃんのことが好きなんだ。
でもその気持ちに気づいたときにはもう芽依ちゃんは龍の彼女だった。」

悠馬さんははき捨てるように言った。

「メイはものじゃありません。なんで俺にしなかったんですか」

「女子高生のほうが、おそいがいがあるから・・かな」